ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーとは、若い働き蜂の上顎と下顎の咽頭腺から分泌される、それぞれ異なった成分が反応する事によって生成される分泌物です。これは女王蜂となる幼虫や、成虫となった女王蜂の食物となります。

女王蜂は働き蜂の40倍も長生きするということが知られていますが、女王蜂はその生涯において、このローヤルゼリーのみをエネルギー源としていることから、ローヤルゼリーには特別な栄養が含まれていることが予想されるのです。

実際に、ローヤルゼリーには普通の蜂蜜とは比べものにならないほどの多くのビタミン類やミネラル、アミノ酸が含まれており、高タンパクで様々な栄養素が含まれています。

ローヤルゼリーそのものは乳白色をしており、普通の蜂蜜と違って甘みはあまり無く、ちょっとピリッとした刺激のある酸味がかった味をしています。このローヤルゼリーの効能が注目されるようになったのは、1954年のある出来事からです。

当時のローマ教皇であったピウス12世が、老衰による危篤状態に陥った際に、その医師団が教皇にローヤルゼリーを投与したところ、驚異的な回復が得られ無事に生還することができたのです。

この出来事をきっかけとして、ローヤルゼリーの効能というものが全世界に認知されるようになり、各国の科学者達によってその研究が始まったのです。しかし、いまだにその全容は解明されてはおらず、科学的に明確な根拠が得られないまま今日に至っています。

ただ、その効能が明らかにあるということは周知が認めている事実であるため、栄養補助食品として多くの人々に利用されているのが現状です。